ストレッチによる内臓脂肪への作用とおすすめのストレッチ法を紹介

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ストレッチを行うことによるメリットとやり方について

ストレッチは運動前に行うだけのものではありません。筋肉や腱を伸ばすので、体にリラックス効果を齎して自律神経をバランスよく調整します。

 

またストレッチをするだけでも筋肉の働きが高まりますので、就寝前やお風呂上りに行うことで内臓脂肪の燃焼効果が高まります。

 

ストレッチを行うことによるメリット

ストレッチをする男性

ストレッチは筋や腱を伸ばしながらも体を解す働きに長けています。その証拠に運動前にストレッチをするのとしないとでは、あきらかにストレッチを行ってからの運動が結果がよく、運動後の体のコンディションも良いのがわかります。

 

特に内臓脂肪を落とすのに効果を発揮する筋トレですが、ふだん運動習慣がない状態で始める方が多いなかでは、ストレッチを筋トレ前後に行うことで、怪我の予防に繋げます。

 

勢い余って力を入れて筋トレを行ってしまい筋を違えやすくするばかりか、筋を切ってしまったという実話も耳にしますので、ストレッチは筋トレ前に必ず行うようにしましょう。

 

ストレッチによるウォーミングアップは筋肉の可動域が広まって、更にエネルギー消費を行うミトコンドリアが沢山活性化して内臓脂肪の燃焼力も高まるのです。

 

また体も温まるので、体温を保持して熱からエネルギー産生する褐色脂肪を刺激するので、スタイルアップにも繋がる可能性が示唆されています。

 

内臓脂肪に特化したストレッチ

ストレッチには腹部の脂肪が気になる方に向いたものがあります。それは横隔膜ストレッチです。

 

大きく呼吸をすることで横隔膜をストレッチして呼吸筋を強化します。

 

肺の動きに意識が集中しますので、腹部に関係なく思えますが、横隔膜が呼吸のたびに下がったり上がったりを繰り返すことで、横隔膜の下部に隣接する腸間膜が刺激されて内臓脂肪が代謝されやすくなるのです。

 

内臓脂肪の住処は何をかくそう、この腸間膜ですので、ダイレクトに内臓脂肪に作用する簡単なストレッチといえます。

 

では実際の手順をおってみましょう。

 

横隔膜ストレッチの手順

その1

足を少し開いて体重を安定させて、背中をピンとまっすぐにして立ちます。※このストレッチは姿勢さえ正していれば座ってすることも可能です。

 

その2

鼻から息をゆっくりと吸い込みます。吸い込むときに良い気を取りいれるように吸い込んで、お腹を膨らませます。

 

その3

次に腹式呼吸に切り替えて、ゆっくり口から息を吐きます。この時に体の中から悪いものが出ていくイメージで息を吐いて、お腹の空気を出すようにへこませるのがポイントです。

 

その4

繰り返します。

 

横隔膜ストレッチは腹式呼吸に慣れていないと、初めての方では少し抵抗があるかもしれませんが何回か行ううちにリズムがつかめるようになります。

 

呼吸が安定してきたら今度は更に呼吸をするたびに、横隔膜を意識して横隔膜を動かすような気持ちで行ってみましょう。

 

そして、この状態もクリアできたら、息を吐くと同時に上半身を背中を曲げないように気を付けながら前に倒してみましょう。

 

今度は息を吸うときに上半身を起こします。